ほうれん草と小松菜はよく似ていますが、猫ちゃんの手作りの餌に適しているのはどちらでしょうか。 それぞれの栄養素や特徴を見ながらほうれん草と小松菜を使った手作りの餌のレシピを紹介します。
この記事の目次
ほうれん草と小松菜の違いわかりますか?
ほうれん草と小松菜の違いは、見た目でいうと茎の部分がピンク色の方がほうれん草です。値段的にもさほど変わらず似ていますが、その違いは調理方法にあります。 ほうれん草はアクの強い野菜です。 そのため必ず茹でなければなりません。
ほうれん草にはシュウ酸と呼ばれる物質が多く含まれていて、ほうれん草の特有のアクの原因となっています。 猫ちゃんがシュウ酸を摂り過ぎると尿道結石になる危険性がありますので、手作りの餌を作る際には注意が必要です。
ほうれん草のおいしい茹で方は、たっぷりのお湯で一気に茹でることです。 茹でるとシュウ酸はほとんど流れますが、そのほかの栄養分まで流れてしまい、せっかく猫ちゃんにほうれん草を使って手作りのレシピを作る意味が無くなります。 茹でる時間は、根元の部分は30秒ほど、葉先の部分は20秒ほど茹でればよいと思います。
一方、小松菜にもシュウ酸は入っていますが、下茹でしなければいけないほどの量ではないので、生で食べることもできます。 猫ちゃんの手作りの餌のレシピには再々登場し、大活躍の野菜です。
鉄分を取りたい時はほうれん草が良いというイメージがあると思いますが、じつは小松菜に含まれる鉄分の量の方が、ほうれん草よりも約1.5倍も多いそうですよ。 これは知らなかったです~
さらに、小松菜に含まれているカルシウムの量は、ほうれん草の2~3倍ほどあるそうなので、猫ちゃんの手作りの餌を作るには、調理しやすく生でも食べられる小松菜を使ったレシピが使いやすくておすすめです。
ほうれん草を使った猫の手作りの餌のレシピ
材料・・・ほうれん草・にんじん・えのき・鶏のもも肉・油揚げ・昆布・納豆
※ほうれん草はあらかじめ茹でておく
作り方・・・① 鍋に水と昆布を入れて火にかける
② 材料すべてをみじん切りにする
③ 納豆以外の材料を①の鍋で煮る
④ 器に盛り付けて、少し冷ます
⑤ 納豆をよくまぜる
⑥ ④の上に納豆をのせる
抗酸化作用のあるカロテンや、鉄分の吸収を手助けしてくれるビタミンC、造血をうながすビタミンB群と葉酸などミネラル類とともにはたらくビタミン類がたくさんに含まれています。 貧血の予防にはほうれん草!というイメージが強いと思います。 手作りの餌のレシピばかり食べていて栄養価が足りていないと猫ちゃんも貧血になったりするそうですよ。 必ず茹でるというひと手間と、与える量に注意して猫ちゃんの健康のためのレシピに加えましょう。
小松菜を使った手作り餌のレシピ
材料・・・小松菜・しめじ・いわし・ごま油
作り方・・・① 小松菜としめじをみじん切りにする
② フライパンにごま油を熱し、いわしを両面焼く
③ しめじを焦げないように炒める
④ ③に小松菜を加えて炒め合わせて火をとめる
⑤ ②で焼いたいわしをみじん切りにする
⑥ 材料を混ぜ合わせる
※いわしは開いたものを使う
小松菜の原産は中国です。 江戸時代に現在の東京都・江戸川区周辺にある小松川で栽培されていたため、このように呼ばれるようになりました。
栄養素は、ほうれん草と同じくカロテン、ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンE、鉄、リン・食物繊維・カルシウムが多く含まれています。
そういえば昔、小鳥を飼っていた時、メインの餌のほかに小松菜を食べさせていました。 生のまま手軽に与えることができて栄養たっぷりの小松菜は猫ちゃんの手作りの餌のレシピでも積極的に使っていきたい野菜です。
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