猫ちゃんって、煮干しとかかつおぶしとか大好きな子が多いですよね? だけど塩分って気になりませんか? その他にも気になるポイントをいくつか整理しながら、煮干しやかつおぶしを使った猫ちゃんの手作りの餌のレシピを紹介していきます。
この記事の目次
煮干しの食べ過ぎは要注意ってホント?
煮干しには骨を丈夫にする役割のあるカルシウムがたくさん含まれています。 さらにビタミンDも多く、カルシウムの吸収率を高める効果があります。 餌としてよりもおやつ代わりに煮干しをあげたりしている飼い主さんも多いのではないでしょうか? あげたらめちゃめちゃおいしそうに食べますからついつい多めにあげちゃったりして。
ここで注意が必要となってくるのは、煮干しにはリンやマグネシウムもたくさん含まれているということです。 煮干し入りの手作りのレシピをよく食べるからといって食べ過ぎてしまうと大切な猫ちゃんが泌尿器関係の病気になってしまう恐れがあるのです。 だしをとり終わった後の煮干しならあげても大丈夫だと思っていましたが、この場合、塩分はある程度減っていますが、リンやマグネシウムの量は同じなので与える量は気をつけないといけません。
煮干しでだしをとった猫ちゃんの手作りの餌のレシピ
材料・・・豚肉・にんじん・キャベツ・昆布・煮干し
作り方・・・① 昆布と煮干しを入れてだしをとる
② にんじんとキャベツをみじん切りにする
③ 小さめに切った豚肉を入れて柔らかく煮る
④ だしをとった煮干しをトッピング(3~4匹)
※充分冷ましてから食べさせる。
かつおぶしの食べ過ぎでおこる症状とは
煮干しと同じように、猫ちゃんにかつおぶしを使ったレシピで手作りの餌を食べさせるのはよくないという意見をよく目にします。 それは、先ほど煮干しの時に書いたように、かつおぶしの中に含まれるミネラルと塩分が原因です。 猫ちゃんの腎臓はとても繊細なため、ミネラルや塩分がたくさん含まれるかつおぶしを食べ過ぎてしまうと、泌尿器関係の病気になりやすくなるといわれています。
うちの猫ちゃんはわりと水を飲む方だと思うのですが、元々猫ちゃんの多くはあまり水を飲まないそうです。 水をあまり飲まずに、尿の量は少ないという特徴があって、そんな状態でミネラルや塩分を摂り過ぎると、体に蓄積されて結石となってしまうのです。
二種類のかつおぶしを使ったレシピ
材料・・・生利ぶし・キャベツ・にんじん・小松菜・しめじ
卵・ごはん・かつおぶし・しょうが(すりおろす)・オリーブオイル
作り方・・・ ① 野菜類はみじん切りにする
② 卵とごはんをまぜあわせておく
③ フライパンにオリーブオイルとしょうがを入れて火にかける
④ 香りがでてきたら、にんじんとしめじを炒める
⑤ ③に油がまわったら少量の水を加えて、蒸し焼きにする
⑥ キャベツ・小松菜を加えて炒める
⑦ 卵かけごはんを入れてパラパラになるように炒める
⑧ 冷めたらほぐした生利ぶしとかつおぶしをトッピングする
ごはんが入ってボリュームのある手作りのレシピです。 野菜もたくさんで栄養たっぷりですね。
かつおぶしのトッピングで猫ちゃんが大好きなレシピになると思います。
手作りの餌で健康にさせたいという目的をもっていろいろなレシピに挑戦したりする中、うまくいかないこともあるかもしれません。 初めて使う食材での手作りの餌に見向きもされなかったりすることもあります。 自信を持って猫ちゃんに自分の作った手作りの餌を食べてもらいたいので、そのためにはしっかりとした食材にたいする知識が必要ですね。
偏った栄養バランスでは、手作りの餌を作る意味がありません。 今回紹介したような、食べてもいいけど量に気をつけなければならない食材などの知識を高め、これからもいろいろなレシピを紹介していこうと思います。
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