まるでヒョウのようなきれいな毛並みのベンガル。 毛並みだけではなく小さな頭に筋肉質な体はとてもワイルドな印象を受けます。 ところがそのワイルドな外見とは裏腹に、とても人懐っこくおもちゃで遊ぶのが大好き。 そしてまたとても陽気な性格です。
この記事の目次
ベンガルてどんな猫の種類
ベンガルは1950年代にアメリカのジーン・サクデン・ミルさんがイエネコとヤマネコの交配させました。 彼女は当時ブリーダーでしたが、毛皮目的でヤマネコが密漁れているのにたいへん心を痛めていました。 そこで彼女は、「ヤマネコそっくりの猫の種類がいっぱいいれば密猟がなくなるのではないか」と思い立ち交配させたのが始まりです。 その後ジーンさんの都合により途絶えそうになります。 ですがカリフォルニア大学の協力により、ここで生まれた子を譲り受け、この子が今のベンガル猫のもとになります。
ベンガル猫の寿命・性格・特徴
ベンガル猫の特徴は、何よりもまずヒョウやトラのような美しい毛の模様でしょう。 耳はピンと尖った鋭角の三角形で、目は若干つり気味です。 柔らかい短毛で、体格は全体的に細い割には筋肉質で力が強いです。 走ったり跳ねたりする様は、まさしく小さなヒョウやトラのようです。 「家の中にいる可愛い猛獣」と、近年ますます人気が高まっています。
あまり知られていませんが、この猫の種類には灰色の毛のベンガル猫もいます。 灰色になってしまうとヒョウやトラとは程遠い外見となってしまいますが、実際見てみると灰色の毛並みも美しいものです。
ベンガルの性格は、その野性的な外見に反して温厚で社交的です。 なので小さな子供がいる家庭や初心者でも飼いやすい種類になっています。 もともとヤマネコ系の野性味あふれる猫を交配したことで生まれた猫の種類です。 ですがその後イエネコ系との交配を繰り返し繰り返し行ったことで、現在のような優しい、穏やかな性格になったのです。 しかしイエネコ系には珍しく、水をあまり嫌がらない傾向にあります。 むしろ好んで水遊びに飛び込みます。 また、高いところも好むので、ぜひキャットタワーを用意してあげてください。
この猫の平均体重はオスで4.5~7.5㎏、メスで3.9~6.0㎏です。 ベンガルの寿命は、15歳程度ですが、中には17歳を超える長寿の子もいます。 ちなみに猫全体の平均寿命は15歳前後ですので、寿命は大体同じです。
ベンガル猫の飼い方、値段は
ベンガルの飼い方ですが、放し飼いにするのはあまりおすすめしません。 それは温厚で社交的な性格の猫の種類なのが、陽気でおしゃべりなところがあり、鳴き声が大きめです。 かわいらしい声ですが声が通ることもあるので防音設備のないアパートやマンションでは厳しいところがあります。
ですがイエネコ気質が良いといっても、かつては野生性にあふれたの種類でした。 そのため、音や匂い、環境の変化など、あらゆることに他より敏感です。 つまり、ストレス耐性が他より低いです。 温厚な性格が、ストレス発散の邪魔をしている側面もあるのでしょう。
ストレスが起因して、膀胱炎や十円玉ハゲなどできる子もいます。 イエネコではありますがヤマネコの野性も強く残ってますので運動が大好きです。 ある程度広い空間で、キャットウオークやキャットタワーが設置できる一戸建てで飼うのが無難で理想的です。
特徴的な模様のベンガル猫は、人の目を非常に引きます。 そのためペットショップで売られているベンガル猫の値段は、他の種類よりやや高くなっています。 ベンガルの値段は平均15~20万円ほどです。 ですがキャッテリーでは毛並みやよくがキレイな子になると、30万以上、50万円もする子もいるようです。
一見するとワイルドでタカピーナな感じでを受けますが、実はとても人懐っこいベンガル猫。 このキュートなギャップにやられちゃってください。