カテゴリー: 猫の餌手作りレシピ

  • 猫の肝機能をアップさせる手作りの餌のレシピを考える

    猫の肝機能をアップさせる手作りの餌のレシピを考える

     

    猫ちゃんが肝臓の病気になってしまう、その原因は食生活である場合が多くあります。 手作りの餌のレシピがバランスの悪いレシピだったり、粗悪な内容のキャットフードの食べ過ぎなどで慢性肝炎という病気になる猫ちゃんが多いそうです。 では、肝臓に良くて病気の予防にもなるような手作りの餌にはどのようなレシピが良いか調べてみました。

     

    肝機能をアップさせたい猫ちゃんの餌のレシピ

     

    材料・・・鶏のささみ・真鱈・スープ・わかめ・オリーブオイル・すり胡麻

    作り方・・・① 鶏のささみは細かく切る
        ② 鱈はぶつ切りにして、さっと茹で冷ます(この茹で汁をスープに使う) 
        ③ わかめを細かくし、たたく
        ④ 皿に盛り、オリーブオイル・すり胡麻・スープをかける

     

    真鱈には猫ちゃんが食事から摂取しなければならないタウリンが多く含まれています。 タウリンは、血圧が高い、コレステロールや血糖値が高い、肝臓の疲れ、身体のむくみ、息切れなど健康上の不安を抱えている場合におすすめの成分です。 タウリンには、ホメオスタシスと呼ばれる身体や細胞を正常な状態に戻そうとする作用があります。 キャットフードにはタウリンが含まれていますが、手作りの餌を作る場合は、タウリンを含む食材をレシピにいれてあげないと、猫は自分でタウリンを作り出すことができません。 タウリンは魚介類に多く含まれます。

     

    鶏のささみに含まれる必須アミノ酸バリンは、体のタンパク質を作る能力と肝機能をアップさせる効果があります。 他にバリンを多く含む食材は、レバーや落花生などがありますので、これらの食材を使った手作りの餌も効果的です。

     

    食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があり、わかめは水溶性の食物繊維です。 便秘の解消には水溶性食物繊維が有効です。 わかめに含まれるフコダインという成分は、胃炎や潰瘍の予防・修復をする働きがあり、肝機能の向上、癌細胞を死滅させる効果があります。

     

    胡麻に含まれるセサミンには肝臓の機能を高める効果があります。 体内で発生する有害物質や活性酸素を取り除き、酸化を防いでくれます。 生活習慣病の予防やアンチエイジングなどの効果があると言われています。 手作りの餌に使う時は、すり胡麻が使いやすくて良いです。

     

    健康に良い納豆を使って手作りごはん

     

    材料・・・納豆・鶏のむね肉・すり胡麻・きゅうり

    作り方・・・① 鶏のむね肉は、皮をむいて茹でる。
        ② きゅうりを1cm角に切り、納豆と和える
        ③ 鶏肉は一口大に裂き、すり胡麻を加えて混ぜる。

     

    こちらのレシピでもすり胡麻を使っています。 免疫力を向上させる効果や疲労を回復させる効果があるので、いろいろなレシピにトッピングしてあげるといいと思います。

     

    納豆の栄養と効果

     

    納豆を猫ちゃんの餌として手作りする時は、一度湯通しして臭いとネバネバを軽減させてあげたほうがです。 あと、猫ちゃんに味付けは必要ないので塩分の入っているタレは入れないでください。 納豆はミネラル多く含みますので、食べさせるなら水分も十分に与えることが大切です。 今回のレシピでは、きゅうりがその役割をしてくれます。

     

    納豆に含まれる栄養素には、コレステロールを減らし、血行を良くするビタミンEや、血圧を下げ、筋肉や心筋の活動を正常に保つカリウム、免疫機能を健全に保つビタミンB6などが含まれていて、肝臓の機能アップにつながります。

     

    猫ちゃんの病気は重症にならないと、はっきりとした症状を示さない場合があります。 また、病気を確定するにはきちんとした医師の検査を受けて、手作りの餌の内容についても真剣に向き合うようにしなければいけませんね。

     

  • 猫の月齢ごとの餌の与え方と手作りの離乳食レシピ

    猫の月齢ごとの餌の与え方と手作りの離乳食レシピ

     

    猫ちゃんの手作りの餌は、生後どれくらいから始められるのでしょうか? 子猫の時期にちゃんとした餌を食べさせていないと、成長してからの身体の作りにも影響してきそうですよね。 今回は、子猫のための離乳食や手作りの餌の与え方やレシピについて紹介します。

     

    猫ちゃんの離乳食の時期と使える食材

     

    猫ちゃんの手作りの餌は、生まれてから1か月前後くらいから始めるのが一般的です。 手作りの離乳食の条件は、高タンパクで高脂肪で、それに伴うレシピが必要になります。 この時期の猫ちゃんは大切な成長期なのでたくさんの栄養を必要とします。 体が大きくなると、骨や筋肉も同じように成長するので栄養をバランスよく摂るようにしましょう。

     

    手作りの離乳食に使える食材は、白身魚のお刺身や鶏のささみや野菜などです。 これらの食材を茹でて、食べやすいようにペースト状にしたレシピなどが良いと思います。 猫用のミルクを混ぜてあげるとさらによくなります。 子猫ちゃんに与える際は、熱いのはもちろんだめで、冷たすぎても良くありません。 少々生温かいくらいが食べやすいようです。

     

    月齢による餌の与え方

     

    月齢に応じて与える餌のレシピや回数も変えてあげないといけません。 乳歯が生え始めたころの猫ちゃんは、固いフードは食べにくいです。 やわらかい食材を数回に分けて少しずつ栄養のあるレシピを与えるのが良いと思います。

    固いフードを食べさせ始める前の段階では、手作りの餌とは言うほどではありませんが、ふやかしたキャットフードをスプーンでつぶしていき、子猫用のミルクを注いであげるだけの簡単なレシピでも良いと思います。

    生後3ヶ月までの猫ちゃんには、1日3~4回に分けてあげましょう。 生後4ヶ月~1歳までは2~3回くらいが良いでしょう。 

    成猫になると1日2回の餌の時間にしっかりと食べさせてあげ、7歳以上の老猫になると、また回数を2~3回に分けて1度の餌の量を減らすなどの工夫が必要です。

     

    子猫ちゃんのための手作りのレシピ

     

    材料・・・鶏のささみ・えのき・オクラ・パンプキンシード
         ウズラの卵(黄身)・鶏ガラスープ

    作り方・・・① パンプキンシードはミキサーで砕く
        ② すべての材料をミキサーに入れ、細くする
        ③ 器に盛りつけ、鶏ガラスープを注ぐ
        ④ 真ん中にウズラの黄身をのせる

     

    パンプキンシードとは、かぼちゃの種のことです。 いつもは捨ててしまっていたかぼちゃの種には、栄養が詰まっているということを知りました。 不飽和脂肪酸を豊富に含んでいます。 血中の悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やす働きがあります。 漢方薬にもなっていることからも体に良いことが分かります。 お菓子作りのレシピにも使われたりします。

     

    うちにいる猫ちゃんは、子猫の時に拾ったのですが、それまでの栄養状態が悪かったせいか、5歳になる今でもすごく体が小さくて子猫だと間違われるくらいです。 もう一匹のおデブな猫ちゃんの半分くらいの大きさです(笑) 離乳食を手作りするにはしっかりと栄養バランスを考えたレシピで失敗がないようにしてあげたいですね。

  • 猫の肥満や糖尿病に対応する手作りのレシピを提案

    猫の肥満や糖尿病に対応する手作りのレシピを提案

     

    猫ちゃんも人間と同じように、糖尿病などの病気になります。 原因はさまざまですが、遺伝によるものやストレス性のもの、あとは、肥満の猫ちゃんの発症率が高いことも分かっています。 糖尿病の場合は慢性化してしまうことが多いので、手作りの餌だけで対応するのは難しいですが日々のレシピから気をつけてあげたいですね。 まずは肥満予防のレシピから紹介します。

     

    大好きな猫ちゃんの肥満を予防するためのレシピ

     

    手作りの餌を作るにあたって、どのようなことに気をつけたらよいのか考えてみました。まず、猫ちゃんが糖尿病を引き起こす原因である肥満にならないようなレシピを考えてあげることが大事だと思います。

    材料・・・鶏のむね肉・えのき・寒天・お麩・きゅうり

    作り方・・・① 鶏のむね肉は、皮をむき茹でる
        ② えのきを1cmに切り、①に入れて火を止める
        ③ 麩をいれて肉と煮汁ごと冷ます。
        ④ 完全に冷めてからみじん切りにしたきゅうりと寒天を加えてまぜる

    寒天は海藻を原料とし、カロリーがなく、いくら食べても太ることはないと言われています。 寒天を食べると糖分の吸収が緩やかになり、満腹感があります。 そのためダイエット中に空腹を感じさせずに食べ過ぎを防ぐ効果があります。 ただし、猫ちゃんの手作りの餌に使用する時には寒天の量は少しだけにしてください。 効果があり過ぎると、かえって下痢になってしまいますので注意しながら様子を見てレシピに加えてあげてください。

     

    糖尿病の場合の手作りの餌に使える食材

     

    糖尿病に良いとされる食材にはどのようなものがあるかというと、オートミールやライ麦などがあげられます。 オートミールは、玄米よりも食物繊維が約3、5倍、鉄分は約2倍、カルシウムにいたっては約5倍もの栄養価があり、すぐれた食品です。 ビタミン、ミネラル、たんぱく質が豊富で、栄養バランスも良く、食物繊維の助けで便秘を解消してくれます。 調理法は水分に含ませて電子レンジでチンするだけで簡単に食べられますので、猫ちゃんの手作りの餌のレシピに活躍しそうです。

     

    小豆や大豆も古くから糖尿病の食事に使われています。 大豆レシチンは、肝臓で作られた脂肪を肝臓の外に運び出す働きがあり、脂肪肝を予防する効果があります。 大豆レシチンは、水分にも脂分にも結びつくため、肝臓内の余分な脂肪を楽に排出することができます。 また、血管のコレステロールを減らして、動脈硬化を予防する効果があるので、手作りの餌のレシピに加えると良さそうな食材です。

     

    オクラを使った健康に良いレシピ

     

    オクラは食物繊維ペプチンがたくさん含まれていて、ネバネバ成分の栄養素も多く含まれます。 糖尿病の予防、治療に役立つとされています。 オクラを使った簡単な手作りの餌のレシピを紹介します。

    材料・・・オクラ・生利ぶし・にんじん

    作り方・・・① オクラをたっぷりのお湯でさっと茹で、みじん切りにする
        ② 生利ぶしを猫の食べやすい大きさにほぐし、野菜はすりおろす
        ③ 肉と野菜を煮る
        ④ 全部の材料をよく混ぜ合わせる

     

    オクラと同様にモロヘイヤもカルシウムやビタミンB、ビタミンCその他の栄養素が多い野菜で、 オクラにも多く含まれているネバネバ成分の元であるムチンには、血糖値が急激に上がるのを防ぐという効果があります。 里芋もヌルヌルしていますよね、あのネバネバの理由もムチンが含まれているからです。 ムチンは食物繊維が豊富で、肝臓をまもり、解毒作用もあります。

     

    愛猫が病気になってしまったから安心できる手作りの餌に切り替え始めた方や、手作りの餌をがんばって作っていたけれど、医師の勧めのフードに切り替えたりと、いろいろ食事に関しては悩むことがあると思います。 おうちで飼われている猫ちゃんに頼れるのは飼い主しかいませんので、猫ちゃんが健康でいられるように努力していきたいですね。

     

  • 猫ちゃんが腎臓病にならないように手作りの餌のレシピを考えよう

    猫ちゃんが腎臓病にならないように手作りの餌のレシピを考えよう

     

    猫ちゃんの病気の中で、腎臓病は発症率が非常に高く厄介な病気です。 腎臓の役割は体内で尿を作り、老廃物や余分な塩分(カルシウム)を一緒に体の外へ排出し、必要な物は再度体内へ吸収してくれるといった重要な働きがあります。 しかしこの機能がうまく働いてくれないと猫ちゃんの健康にさまざまな悪い影響を与えてしまうので、餌の与え方や手作りのレシピには細心の注意が必要となります。

     

    猫ちゃんの体調の変化に注意しよう

     

    猫ちゃんの餌を手作りしている場合はとくに、猫ちゃんの体調の変化にすぐに気づくことができるように、常日頃からチェックを怠らないようにしなければいけません。 

    餌の食べ残しがないか、食べにくくしていないか、また、トイレの回数チェックやその後の様子、嘔吐していないかなど注意しなければなりません。

    また、水を飲む量が増えたり、飲んでいる様子がない場合なども問題となりますのでそこもチェックするポイントになります。  

    腎臓病などの病気の影響を受けると、毛なみにどんどん艶が無くなって、目がくぼんできてしまったりします。 治りにくく慢性化する病気なので、治療には根気が必要となり、手作りの餌に変化を持たせなければならない場合があります。 そうなる前に事前に対策を考えて安全な手作りのレシピを心掛けたいですね。

    手作りの餌に使えて腎臓によい食材

     

    鶏のもも肉や白身魚を使ったレシピは体を温めてくれる効果があります。 リンの含有量も少ない良質なタンパク源ですし、腎機能を補う補腎作用がありますので、手作りの餌でのレシピに使いやすい食材だと思います。

    オメガ3脂肪酸(亜麻仁油)は、血流をよくする効果があり、肝機能や心機能を強化します。 

    きゅうりや大根には、利尿作用や解毒作用があります。 尿と一緒に老廃物や塩分を排出し、腎臓のろ過機能の役割を助けてくれます。 きゅうりは栄養のない食材と言われたりもしますが、きちんとこのような役割があるので猫ちゃんの餌のレシピには積極的に使って良いと思います。

    小豆・黒豆は、血液の浄化や解毒、利尿作用があり、猫ちゃんの健康を応援してくれるとても役立つ食材です。 豆は全般的に良質なタンパク源として腎臓の働きを助け、腎臓の組織合成にもとても役立ちます。

    猫ちゃんのための病気予防のレシピを紹介

     

    材料・・・かつお・ごはん・きゅうり・水・卵・にんじん

    作り方 ・・・① かつおは食べやすい大きさに切る
         ② きゅうりとにんじんをすりおろし、レタスは細かく刻む
         ③ 野菜、水、ごはん、かつお汁をいれておじやにする
         ④ 別の鍋で、かつおと、とき卵と水を入れ1分ほど煮込む

    手作りの餌のレシピですべて完璧に栄養を整えるのはとても難しいため、万が一腎不全になってしまった猫ちゃんは、医師の勧めるフードにせざるをえない場合があります。 それでも、病気の予防のためにはどのようなものが良いのかを知っておくと、手作りの餌のレシピを考える時にとても心強くなることでしょう。

     

     

  • シニアの猫が健康で過ごすための手作りの餌のレシピ

    シニアの猫が健康で過ごすための手作りの餌のレシピ

     

    猫ちゃんは7~8歳を超えると老猫と呼ばれる年齢となります。 この時期になると、起きて運動している時間が少なくなり、ほとんど寝ています(笑) 運動量が減り、各内臓の機能も低下してきますので、食生活も改善が必要な時期となります。 キャットフードの場合はシニア用のものを選び始める時期です。 手作りの餌を与えている場合は、量やシニア用にレシピも変えていかなければいけません。 そのための注意点や参考になるレシピを二つ紹介していきます。

     

    老猫に手作りの餌を作るときの注意点

     

    歯が弱ってくると硬いものは食べられません。 食事中に食べにくそうにしていないか、食べられる量が減っていないかよく観察してあげないといけません。

    また水分補給は腎臓が弱ってきている猫ちゃんにとって、とても大切です。 水を飲むことは便秘の解消になるので、いつでも新鮮できれいな水が飲めるように用意してあげたいですね。

    餌を手作りする時に注意する点も、老猫になると変わってきます。 歯が弱ってきたり内臓の働きも悪くなってきた老猫の健康を保つための手作りの餌のレシピは、やわらかくて消化が良く、少量でも栄養価が高いレシピが理想的です。

     

    シニアの猫ちゃんのためのレシピ①

     

    材料・・まぐろ・いりこ(猫用)・キャベツ・きゅうり

    作り方・・・① いりこを水200ccに入れ、鍋に火をかけ出汁をとる。
        ② ①の鍋にまぐろとキャベツ(1cm大)を入れる。
        ③ 冷めたらきゅうりの輪切りを添える

     

    シニアの猫ちゃんのためのレシピ②

     

    材料・・・かぼちゃ・手羽先のスープ・無塩バター・鶏のささみ

    作り方・・・① かぼちゃは蒸しておく
        ② 手羽先のスープはあらかじめ作っておく
        ③ ①②と、無塩バターをミキサーにかけます
        ④ 茹ででほぐした鶏のささみをトッピングする

     

    猫ちゃんが食べてくれない時の対処法

     

    はりきってシニアのために考えたレシピで手作り餌を作ってみても、猫ちゃんが食べてくれない時があります。 原因はなにかすぐにわかればいいのですが、年を取るとさまざまな原因が考えられるようになります。

     

    年を重ねると口内炎になる猫ちゃんも多く、口の中が痛くて食べられないということが考えられます。 そんな場合の手作りの餌のレシピは、かぼちゃをペースト状にしたスープのようなレシピとして与えると食べやすくなると思います。

     

    ですが、普段から手作りの餌に慣れていない猫ちゃんには、年を取ってから急に食事を変えるのが難しかったりします。 そんな時は、キャットフードをお湯でふやかしてあげたり、フードプロセッサーにかけてからお湯で溶くなどしてみると食べやすくなるかもしれません。

     

    猫ちゃんの平均寿命は2015年度の調査結果は15.75歳でした。 5年前の2010年は14.4歳で、年々猫ちゃんの平均寿命が伸びていることが分かります。 シニアと呼ばれる年代が7~8歳と考えると、年を取ってからの猫の生活が伸びてきているということですね。 我々飼い主も同じように年を重ねるわけですが、いつまでも健康で愛猫と仲良く暮らせるように猫ちゃんには手作りの餌を研究し、自分自身も食事には気をつけお互いに元気でいたいですね。