この記事の目次
ブリティッシュロングヘアーてどんな猫の種類
ブリティッシュロングヘア―は、ブリティッシュショートヘアーから派生して出来た種類の猫ちゃんです。 ブリティッシュショートヘアーの歴史は長いのですが、二つの世界大戦のそれぞれの時期で絶滅の危機に見舞われました。 この際に行われたペルシャやロシアンブルーとの交配により、ブリティッシュショートヘアーはその危機を逃れます。 そして、時々生まれてくる長毛種は、ペルシャのブリーディングに使われていました。 近年になって、この長毛種の猫ちゃんを新しい独立した種類の猫として確立する動きがあり、2009年にTICAのキャットショーへの参加資格を獲得した経緯があります。
ブリティッシュロングヘアー猫の寿命・性格・特徴
被毛の長さ以外は、ブリティッシュショートヘアーに特徴がよく似ています。 体つきの特徴は、筋肉質でがっしりしています。 脚は短めで頑丈、首は短くて太くなっています。顔つきの特徴は、頬が丸く、短めのお鼻に丸い目をしています。 体重は約3.5㎏~7.0㎏の少し大きめの種類の猫ちゃんです。 完全な成猫になるには3年ほどかかります。 人懐こい一方で、一人遊びもできる性格なので、比較的手間のかからない特徴も持った猫ちゃんです。
寿命は、約15歳です。 他の一般的な猫ちゃんの平均寿命と比較すれば同じくらいですね。 ブリティッシュショートヘアーの寿命はだいたい14歳~17歳なので、寿命に関してはこの2種類の猫ちゃんに多少の違いがあるようです。 健康に気を配った生活を心掛け、この平均寿命よりもずっと長く一緒に過ごせるようにしたいですね。
ブリティッシュロングヘアー猫の飼い方、値段は
たくさん構われることを嫌う性格です。 そのため、しつけを覚えてくれないこともあります。飼い方で必要なしつけは子猫のうちに早めに教えてしまいましょう。 また、猫ちゃん自身が気に入らない事があれば、ある程度飼い主さんが妥協することも、この猫ちゃんの飼い方にとっては大切なようです。 性格に人懐っこい面もあるので、この特徴をうまく使ってコミュニケーションをとれるといいですね。
長毛種の猫ちゃんですので、1日1回のブラッシングを行いましょう。 長毛種の猫ちゃんを飼いたい人にとっては、飼い方で被毛のお手入れにかかる手間がどれくらいなのか気になるところですよね。 ブリティッシュロングヘア―は、他の長毛種の猫ちゃんに比べて毛が絡みにくいため、長毛種の中ではお手入れに手間のかからない種類の猫ちゃんです。 また、お家でネズミを捕る猫ちゃんが元になっているので、割と丈夫です。 ただし、大人になってから太りやすい傾向にあるので、運動のできる環境を整えることも飼い方として大切です。 運動神経がいい方ではないので、無理のない動きができるキャットタワーを選んだり、危険なものを室内から排除する工夫が必要です。
ブリティッシュロングヘアーの猫ちゃんの入手方法ですが、国内でブリーダーさんが見つかっても譲ってもらえる猫ちゃんがいないことが多いかもしれません。 子猫ちゃんのお値段は、ブリーダーさんに直接伺うのが確実でしょう。 また、ブリティッシュショートヘアーの方が扱いが多く、こちらの国内でのお値段は約20万円かそれより高くなります。 このお値段が参考になるでしょう。海外での扱いもブリティッシュショートヘアーの方が多いようです。 例えばイギリスで扱っているブリーダーさんでは、£600ほどを見積もっておくといいようです。 ただし、海外から入手する場合は、猫ちゃんの移動や検査・お手続きのお値段が相当高くなるので、経済面での余裕を持っておきましょう。
この猫ちゃんの入手にかかるお値段が高かったり、もしかすると、しつけをしづらい性格で、始めのうちは飼い方に注意が必要かもしれなかったりと、飼うに当たってのハードルがちょっと高めの猫ちゃんかもしれません。 しかし、一人遊びができる性格でもあり、適切な距離をおいたペットとの生活を望む飼い主さんにはとても合っている猫ちゃんかと思われます。