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アメリカンワイヤーヘアてどんな猫の種類
1967年にニューヨーク州ヴェローナにある農場で、アメリカンショートヘアから産まれた子猫の中に、他とは見た目の特徴が異なった1匹の子猫がいたのが始まりです。 この子猫は、被毛がごわごわしていて、縮れ毛でした。 そして、レックスと呼ばれる巻き毛の猫ちゃんの繁殖家が、この縮れ毛の子猫を農家から引き取りました。 ここから、自然に起こった突然変異の特徴を持った新しい種類の猫ちゃんの確立させる流れが始まります。 1978年にはCFAの公認を受けています。
アメリカンワイヤーヘア猫の寿命・性格・特徴
一番の特徴は、縮れた被毛です。 体部分の被毛だけでなく、耳の内側の毛までも縮れています。 被毛の色は様々で、被毛を除いた基本的な特徴はやはりアメリカンショートヘアによく似ています。 体重は、オスで約4.8㎏~6.8㎏、メスで約3.0㎏~6.0㎏で、他の種類の猫ちゃん達よりも少し重めです。
飼い主さんには甘える性格ですが、警戒心が強いようです。 飼い主さん以外の人や他の動物に対しておびえたり、威嚇したりすることがあります。 多頭飼いにはあまり向いていない性格のようです。
寿命は約12歳~15歳とされています。 他の種類の猫ちゃんたちの平均寿命約15歳からすると、大きな違いはありません。 アメリカンワイヤーヘアに近いアメリカンショートヘアの平均的な寿命が10歳~13歳で少し短めです。 ですから、この猫ちゃんの飼い主さんにとっては、元気で長く一緒にいられるかどうか考えた時に、寿命は気になりますよね。 どちらの種類の猫ちゃんも、太りすぎには気を付けた方がいいようです。 体重管理といった飼い方に気を付けて過ごし、猫ちゃんの寿命も気にならないくらい長生きさせてあげたいですよね。
アメリカンワイヤーヘア猫の飼い方、値段は
警戒心が強い性格のアメリカンワイヤーヘアは、前述のように多頭飼いはどちらかというと不向きです。 もしも、飼い始めるときにすでに他の猫ちゃんなどがいれば、距離を保てるよう工夫してあげることが飼い方として大切です。 その一方で、飼い主さんには人懐っこく甘える性格なので、一緒に遊んであげましょう。 太りやすい体質を持った種類の猫ちゃんでもあるので、遊びつつ運動量を確保することは、健康維持にも役立ちますね。
特徴のある被毛のアメリカンワイヤーヘアの猫ちゃんですから、飼い方の中でもお手入れへの関心は大きくなりますよね。 抜け毛が自然に猫ちゃん自身の毛に絡まるので、ブラッシングは1日1回くらい行います。 中には、週に1回~2回としている飼い方の記述もあるようです。 ブラッシングの際に被毛が脂っぽくなっていると分かれば、シャンプーをしてあげましょう。そうでなければ蒸しタオルで体を拭いてあげてもいいようです。
子猫のお値段は約20万円ほどのようです。 キャットショーで賞を取るような両親を持つ子猫ちゃんになると、お値段が30万を超えることもあるそうです。 また、入手の方法によってお値段にも違いがみられるようです。 ペットショップで運よく見つかると15万円~20万円のお値段ですが、ブリーダーさんからの購入はこれより高く20万円を超えるようです。 国内では、アメリカンショートヘアを飼う人の方が多いため、扱いが少ないためお値段が高くなっているようです。 どうしてもアメリカンワイヤーヘアを飼いたい場合は、国内の扱いが少ないため、海外から入手経路も考えておきましょう。
警戒心が強い性格のために飼い方に注意が必要な場合もある猫ちゃんです。 しかし、何より飼い主さんに甘えて一緒に遊んでくれるので、猫ちゃんとのコミュニケーションを楽しみたい人にはおススメです。