普段あまり目にすることはありませんが、1度見ればインパクト大!で忘れることができない猫、それがスフィンクスです。 普通の猫との大きな違いは毛が生えてないその見た目ですがよく見てみると、実はうっすらとした産毛が生えています。
この記事の目次
スフィンクスてどの猫の種類
1966年にカナダのイエネコ猫の種類で無毛の猫が突然変異で生まれたました。 これがスフィンクスの始まりです。 この猫は「プルーン」と名付けられましたが、うまく繁殖できませんでした。 その後アメリカで「デボンレックス」と交配され、今のスフィンクスとなっています。 見ての通り被毛がほとんどなのがスフィンクス猫の特徴です。 このためこの猫の種類は当然のことながら気温の変動に弱く、室内飼育する必要があります。
スフィンクス猫の寿命・性格・特徴
スフィンクス猫の性格は人懐こく、社交性があるので人見知りしません。 とても陽気で活発です。 その為、来客の多い家や小さい子供が居る家でも飼育しやすいです。 また毛が少ない種類のため、軽度の猫アレルギーの方でもアレルギー反応を起こしづらいのも嬉しいところです。
スフィンクスですがこの猫の特徴として身体をカバーする被毛がないので外傷を負いやすいです。 他の子とのじゃれ合いなどでケガをすることも考えられるので1頭飼育が基本となります。
その見た目から身体が弱いんじゃないかと誤解を受けることが多いスフィンクス。 しかしスフィンクス猫の寿命は12~14歳と、他の種類と寿命はそんなに変わりないんです。
更に驚くべきことにスフィンクスの中での最高齢は34歳と言われており、これを人間の年齢に換算すると150歳ほどになるそうです!
スフィンクス猫の飼い方、値段は
スフィンクスの飼い方ですが被毛がほぼ無いのでブラッシングは必要ないです。 ですが皮脂を吸い上げる被毛がないので放っておくと肌は脂っぽくなってしまいます。 その為、1日に1~2回は固く絞った蒸しタオルで身体全体を優しく拭いてあげましょう。身体にシワがあるのも特徴の1つなので、シワの部分や指の間など脂の溜まりやすそうな部分を特に重点的にしっかり綺麗にします。
また月に2回くらいはシャンプーをしましょう。 シャンプーをする際は猫用のシャンプーではなく、弱酸性なボディーソープや赤ちゃん用のシャンプーなどを使い、シャンプー後はしっかりと身体を拭き、乾かしてあげましょう。
毛のない身体に大切なことの1つに温度管理があります。 大きな温度変化には特に気をくばってあげてください。 夏場や冬場の厳しい暑さ寒さにも弱いので、基本的に室内で飼育しエアコンやヒーターなどを上手に使い調節してあげましょう。 寒いからと言って犬のように長時間服を着せてしまうとその子にとって大きなストレスになるので、なるべく控えましょう。
そしてもう1つ大切なのは、紫外線対策です。 この猫のかかりやすい病気の1つは皮膚病です。 猫に直射日光が当たらない様に遮光カーテンをしたり、窓に紫外線を遮断するフィルムを貼るのが効果的です。
それから気になるスフィンクスの値段ですが、珍しい品種だから高いと思いきや平均的に15~20万円と、こちらも他の品種と変わりありません。 見た目や飼い方に特徴はあるものの、全体的に見てみると人間との生活にとても適しています。
大きな目や耳、肌の手触り、人懐こい性格がとても魅力的な猫ちゃんです。 以上のことに気を配ってもらえば、スフィンクスを飼うハードルはそこまで高くないです。